2013_09
05
(Thu)23:57

高等部、進路指導の教諭の話

娘の学校では、小学部、中学部、高等部と、それぞれ、学期末ごとに各部で保護者会が、開かれます。

小学部が一番、多くて年6回かな。
学期の初めと終わりに、それぞれ1回ずつあるので、2.3学期と合わせて6回。

その保護者会で、1~2年に一度くらい、高等部の進路指導をしている教諭の方が、小学部に来て、
いずれは来るであろう。進路指導について、お話をして下さいます。

それが昨日、あった。

障害を抱える子供たちは、色々と行き先がある訳だけど、幼少時代の保育園、幼稚園から始まって、小、中学生時代の支援級、通級、普通級。

と来て、その先の先にある、"就職"について考えるのが、この時の高校を選ぶ時だろうと思う。

支援学校だけでも、高等部だけのところと、小中だけのところ、小中、高等部だけのところと大きく分けて、3種類はあるのだけど、そのうちのどこを選ぶのかさえ、子供のことを考えながら選択するのだから、親の責任重大な選択肢だということは、この頃から変わりはない。(普通高を選んでも、たぶん同じ。)

企業、福祉作業所、福祉施設、もしくは職業能力開発高などへの進学なのか。
定型の人達にある選択の幅よりも、少ないかも知れないけれど、それでも選ぶ選択肢はある、彼らの社会へ出るための扉の数々。


娘の高等部の子供たちの中には、軽度の中の軽度で、療育手帳が取得出来ない知的レベルの子供たちがいます。

普通に考えれば、そんなに軽度で健常に近い子達なら、「就職出来るのでは?」と考えますよね。

でも、出来ない。んだそうです。それは何かが足りないものがあるからなのでしょう。

何故でしょうか?

「こういう仕事はどう?」「これは出来る?」

と先生が聞くと、子供たちは、「出来ません、やりたくありません。」とか、「出来る自信がないので、やりません。」と言う。

そう言って、それ以上、絶対にやろうとしないらしい。

自分に自信が持ててないから、やろう、やってみよう! という勇気が持てないのたろうと思う。

その理由に、先生は、自己肯定感が低いからだとおっしゃった。


小さな小学生のうちから、「出来た~!」という達成感を得る。という経験が乏しく、親御さんや周囲の人達に、褒めて貰ったりの経験が希薄なことが根底にある・・と。

沢山、話を聞き、子供が発する言葉に良く、耳を傾けてあげること。

自信を持たせるような物言いを普段から、心がけて下さい、と。


話を聞いていて、なるほどなあって、思いましたね。確かに、こういう風に、きちんと子供に対して、接しているか?
と聞かれたら、私も、自信を持ってYES! とは言いがたい。

発語はなくても、ものを取って欲しいといった時、子の肩を叩いて、目の前を指さし、「はさみ取って。」と視覚的に入るようにする。

そうすると、次、自分が何かして欲しいとき、教師の肩を叩いて、空になったお皿を下げて。と指で差して先生に伝える。ようになる子も多いと。

こういう動作の方法を、学んで実際に、実践してみるのは、さすが教師。という感じですよね。

それに、こんな動作ひとつだけでも、出来る、出来ないで、就職には有利にはたらく事もあるんだそう。


もの凄く、ある意味、聞いていて、耳が痛かった。(私も娘の心ときちんと未だに向き合えてない事も多いので。)

けれど、目から鱗。じゃないけれど、こんな風に視点を変えてみると、また違ったものが見えてくるのだなあ。と思いました。


やっぱり、これは無理だよなあ。って決めつけちゃいけない。って事だよな。


出来ないだろうから、チャレンジしない。じゃなく、出来ないかも知れないけれど、やってみよう。

もし、出来なかったから、出来ない部分は何なのか。
方法を変えたら、出来る。というなら、方法を変えてやってみよう。

そうして、考える。一緒になって考えてあげる。
そういう親御さんたちの声掛けと、配慮がハンディを抱える子たちの、出来る! という自信に繋がる。

それを小学生のうちからご家庭でやってみて下さい。

とそう、締め括った先生の話でした。
参考になることが多く、自分と娘との関係を改めて、考え振り返った時間でしたね。



最後まで、お読み頂き誠にありがとうございました。
応援ポチッ、して頂けるかた、応援、一つ! お願いします。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 広汎性発達障害へ

にほんブログ村

コメント

はじめまして

はじめまして。うーん、そればかりではないような。自閉的な特徴が強いお子さんは、はじめての事に弱い気もします。だからはじめての事にはなかなか積極的に手を出さない場合も多々あると思います。
難しいけれども、最初だけ丁寧に一緒にやってあげると意外と出来たりしちゃいます。指導のポイントを企業側に伝えるのも教師の役目だと思います。
「やれますか」「やれません」と言うやり取りの不毛さを企業側に理解して頂くのが大切です。想像力が欠如しているため、予測判断が難しいお子さんは、実際にやらせると出来る事でも、やった事のない事を提示すると「出来ません」と言う事が多いです。

2013/09/15 (Sun) 16:31 | まどか | 編集 | 返信

Re: はじめまして

> はじめまして。うーん、そればかりではないような。自閉的な特徴が強いお子さんは、はじめての事に弱い気もします。だからはじめての事にはなかなか積極的に手を出さない場合も多々あると思います。
> 難しいけれども、最初だけ丁寧に一緒にやってあげると意外と出来たりしちゃいます。指導のポイントを企業側に伝えるのも教師の役目だと思います。
> 「やれますか」「やれません」と言うやり取りの不毛さを企業側に理解して頂くのが大切です。想像力が欠如しているため、予測判断が難しいお子さんは、実際にやらせると出来る事でも、やった事のない事を提示すると「出来ません」と言う事が多いです。


まどかさん、こちらこそ初めまして。
ご訪問、誠にどうもありがとうございます。

障害関係がお詳しい? 方なのかなとお見受け致します。

初めての事。

そうならない為に、学校の中で、先生と親御さんと生徒さんで、面談などで話し合い、勤め先の実習でやる。
ことを、家や学校などで練習してから、子供たちは、企業の体験学習などに行きます。

確かに企業側の配慮もある程度は、必要だと思いますが、やれません、やれます。という意思表示の出来ない障害者の方とコミュケーションを取る方法として、絵カードなど独自の方法で、行っている企業もあります。

どこまで、企業側が歩み寄って、障害者の立場になって考えてくれるか?
ということだと言えるとは思いますが、配慮がある事を期待するより、働く障害者側からもアクションを起こすように、そう出来るように、指導をするのも、悪いことではない。そう私は思っておりますが・・。

2013/09/15 (Sun) 23:42 | みかん | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック